【ローカルネットワーク委員】
ローカルネットワーク委員長の吉田です。

9月になりました。日中はやはりまだまだ残暑が厳しいですが、朝晩の気温は秋が
近付いて来たような気候です。
京都はこれからの季節は観光客でごった返しますが、まだまだコロナ禍ですので、
今年はどうなのかなといったところです。

コロナウイルスが蔓延した世の中になり、気が付けば３年になろうとしています。
感染防止対策などは各自工夫されておられると思いますが、ここ最近気になった
事といえば、ものすごく企業の倒産情報が増えて来た事です。
旅館やホテルに飲食店の情報は初めから聞きますが、ここ最近は燃料費高騰や
その他の経費増大などで、運送業の倒産がものすごく目立っています。
今まで何とか耐えていたものの、いよいよ支えきれなくなったというのかなという感じです。
が、色々と倒産情報を見ていると、不正経理が発覚して資金調達が難しくなったというのも
かなりの件数を聞きます。
よく儲かっているという運送業の話しを聞きますが、実際にフタを開けてみると、
払うべきモノを払っていないから儲かっていたという話しが大変多いように感じます。
現にM&Aの話しを進めてデューディリジェンスしたら、実は企業価値は０円だった
なんて話しもよく聞きます。

ロケバス業界もトラック業界も、確かに日銭を稼ぐのは大事な事です。しかし、あまりに
そこばかりしか見ていない為に、企業を運営していく大きな大義を忘れがちな会社が
多いように感じます。
経済を回し関わる人全てを幸せにし、それがやがて地域の発展に繋がっていく。
我々企業の経営に携わる者は、絶えずその事を念頭に置いて経営をしていかねば
ならないのではないでしょうか。
先ほどの不正経理などに手を染めた会社も元からそうであったかは定かではないですが、
やはり経営の基本の考えを守っていればそのような事はなかったかもしれない。
私はそのように考えます。

まだまだコロナ禍は続きそうですが、皆で力をあわせて知恵を振り絞り乗り切っていきましょう。