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ACTIVITY

活動報告

【10月度活動報告】ローカルネットワーク委員会

【ローカルネットワーク委員】
ローカルネットワーク委員長の吉田です。

11月に入りあちこち紅葉のシーズンですが、いつまでたっても夏日の暑さが消えませんね。おかしな気候になりました。
さて、最近日本中のあちこちの路線バスが撤退するニュースが流れています。
過疎地や交通弱者の方々はバスが無いと生活が不便になり、本当に死活問題と報道されています。
原因として書かれているのが、ドライバーなどの人手不足問題。これは路線バスだけでなく、全運輸産業で
本当に深刻な問題です。運転に従事する方々の労働時間は全産業の平均と比べると2割程長く、
賃金は全産業平均と比べて2割程低いと言われており、これだけを見るとなかなか若手含む成り手がいなく、
選ばれない職種となるのが納得できます。そこで我々運輸事業者がもっと賃金を上げられればいいのですが、
収受運賃もなかなか上がらない中では厳しいのが現状です。もちろん利用者側としては運賃は安いに越したことは
無いのですが、実際に考えてみると、自動車や鉄道の運賃は安すぎるのではないでしょうか。
貸切はともかくとして、路線バスなどスカスカの乗客で一人辺り220円などで成り立つ訳がありません。また、
トラックでも1日辺り8時間ほど拘束して22,000円しかもらえないなど、常識的に考えて会社組織として成り立つ訳がありません。
何でも安いが偉いというバカな考えが当たり前となっている日本のビジネス、今回のコロナ禍や2024年問題を期に
考え直す時期に来ています。
我々ロケバス事業者も下を潜るような同業者や過当な買い叩きするようなクライアントとは決別し、事業として成り立つような
運賃をもらえるよう交渉していくタイミングが来ていると考えます。
皆で共に運輸事業者として、この苦しい時を乗り越えていきましょう。

では今月もどうぞよろしくお願いいたします。